最初に「何のためのお金か」を決める
商品を探す前に、投資の目的、使う時期、必要な金額を整理します。同じ商品でも、老後まで20年以上運用できる人と、数年後に使う予定がある人では、取れるリスクが異なります。
商品選びは最後の工程
家計・目的・期間を決めてから、その条件に合う商品を絞り込みます。
選ぶまでの7ステップ
目的と運用期間を決める
何のために、いつまで運用するお金かを明確にします。
投資に回せる金額を確認する
生活予備資金と近い将来に使うお金を確保し、余裕資金から考えます。
投資対象を決める
株式、債券、REITなど、どの資産へ投資するかを選びます。
国・地域を確認する
国内、先進国、新興国、全世界など、投資する範囲を確認します。
運用方法を選ぶ
指数への連動を目指すインデックス型か、独自の運用方針を持つアクティブ型かを考えます。
コストと運用状況を比較する
信託報酬、純資産総額、運用実績などを同じ分類の商品で比較します。
目論見書を確認する
目的、リスク、費用、分配方針などを確認してから購入します。
投資対象による違い
値動きは比較的大きい
企業の成長による値上がりが期待できる一方、価格が大きく下落する場合があります。
値動きは比較的穏やか
株式より値動きが小さい傾向ですが、金利や発行体の信用状況などの影響を受けます。
不動産へ間接的に投資
賃料収入などが期待できますが、不動産市況や金利の影響を受けます。
複数の資産を組み合わせる
1つの商品で複数の資産や地域へ分散します。配分は商品ごとに異なります。
コストを確認する
特に信託報酬は保有している間に継続してかかります。同じ指数や資産を対象とする商品を比べるときは、コストの違いも確認します。
運用状況を見るポイント
- 純資産総額ファンドに集まっている資金の規模と推移を確認します。
- 運用期間異なる市場環境でどのような値動きをしたか確認します。
- 比較対象との差同分類の商品や指数と比べ、値動きの理由を確認します。
- 資金の流入・流出継続して大きな資金流出がないか確認します。
- 分配方針分配金の有無だけでなく、資産から支払われる仕組みを理解します。
商品資料で確認するもの
交付目論見書
投資目的、投資対象、リスク、運用実績、費用など、購入前に知っておきたい情報がまとめられています。
運用報告書・月次レポート
実際の組入資産、運用結果、市場環境、今後の方針などを確認できます。
よくある選び方の注意点
人気ランキングだけで決める
人気が高くても、ご自身の目的や取れるリスクに合うとは限りません。
直近の値上がりだけを見る
値上がり後に購入すると、その後の価格変動を大きく受ける場合があります。
似た商品をたくさん持つ
商品名が違っても、同じ国や企業へ重複して投資している場合があります。
分配金の多さだけで選ぶ
分配金は運用益だけでなく、元本の一部を取り崩して支払われる場合があります。
よくある質問
商品数は多い方が分散できますか?
数を増やすだけでは分散にならない場合があります。各商品の投資対象を確認し、資産全体の重なりを見ます。
信託報酬が最も低い商品を選べばよいですか?
コストは重要ですが、投資対象、運用方法、指数との連動状況なども合わせて判断します。
途中で商品を変更してもよいですか?
変更は可能ですが、値動きだけを理由に頻繁に乗り換えると、長期の運用方針が崩れる場合があります。目的や前提が変わったかを確認します。
参考情報
制度の詳細・最新情報:金融庁「NISAを知る」
投資信託の基礎情報:投資信託協会「投資信託を学ぼう」
この記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の商品や運用会社を推奨するものではありません。投資には価格変動等のリスクがあります。
自分に合う選び方を整理したい方へ
目的、期間、家計全体を確認しながら、商品を比較する軸を一緒に整理します。
相談について詳しく見る